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【Illustrator上級者!】遠近グリッドで立体的な風景がを描いてみよう


遠近感のあるイラスト作りは、慣れない人には難しいもの…。
Illustratorの「遠近グリッドツール」をご存知ですか?
デザインに合わせた透視法の補助線グリッドを作成する機能です。
今回は、遠近グリッドツールを使用して風景画を作成します。

遠近グリッドツールとは

遠近グリッドツール、普段は使わないという方も多いでしょう。
間違えて表示されてしまい「変な線が出てきた」と私も焦ったことがありました…。
(ctrl+shift+Iで非表示にできます!)

「透視法の補助線を作成し、そのパースに沿う形でオブジェクトを配置できる」というツールです。

遠近グリッドツールの使用方法

1.「表示」タブ「遠近グリッド」から補助線を表示できます。
この時、一点透視・二点透視・三点透視を選択できます。
もしくは、ツールバーの「遠近グリッドツール」を選択します。

遠近グリッドツールの表示

2.グリッドの上下左右にある丸やひし形を動かすことで補助線の傾きなどを設定できます。
動かして好みのパースになるよう設定してください。

3.画面左上に、選択面ウィジェットが表示されます。
オブジェクトを配置したい面を選択しながら作業を進めて下さい。
キーボードの1.2.3キーが対応しています。
詳しくはヘルプをご覧ください。

遠近グリッドツールの画面

 

遠近図形選択ツールの使用方法

このツールでオブジェクトをドラッグすると、遠近グリッドに沿う形に変形してくれます。

ここでは、簡単なビルの作例で使用方法をご紹介します。

1.ビルの元になるオブジェクト計4点を用意します。
ビルの外形サイズの四角、窓
それらをそれぞれ影色にしたもの

2.遠近グリッドツールで、ビルの形に合うようにグリッドを調整します。

ビルの作例1.2

3.遠近図形選択ツールで、1で作成したオブジェクトを遠近グリッド上にドラッグします。

ビルの作例3-1

ビルの作例3-2

4.完成です!

ビル完成

風景画を描いてみる

作業の流れは、上記のビル作成と同じです。
元になる形を作る→遠近グリッド上に配置する という手順になります。

今回は、フランスで撮影した写真を参考に建物を描いてみます。
木の枠がたくさん配置された建物なので、コピーしながら作成できるIllustratorでの作業に向いていると考えて選びました。

1.遠近グリッドを作成する

風景画作成1

2.元になるオブジェクトを作成する
窓や木の枠などを作成しました。
プランターの中の葉や花は、それぞれシンボルに登録してから使用しました。
データ軽減になりますし、選択しやすくなるからです。

3.遠近グリッド上にオブジェクトを配置する
遠近図形選択ツールを使い、作成したオブジェクトを配置していきます。

風景画作成3
作業前に、元になるオブジェクトのコピーを新規レイヤーに保存しておくと安心です。

遠近図形選択ツールで、オブジェクトをグリッド上にドラッグします。
何度も使用したい木の枠部分などはalt+ドラッグでコピーしながら作成します。

ドラッグしたままだと、希望するサイズにならないことがあります。
オブジェクトの周囲にある四角形をドラッグすると、サイズ調整が可能です。
遠近グリッドに沿った形で調整してくれるので便利です。

風景画作成4
必要に応じて、ダイレクト選択ツールでポイントを指定して調整することもできます。

選択面ウィジェットを切り替えながら、作業を進めていきます。

窓をコピーして配置します。

木の枠もコピーします。
遠近グリッドツールとクリッピングパスは併用できます。
枠のはみ出した部分の処理が簡単にできました。

風景画作成5

家の形が出来ました。風景画6

 

さらに、色や質感を調整していきます。
屋根の小窓や植木なども作成しました。

屋根のレンガは、パターンを遠近グリッドで変形できれば良かったのですが、パターンの変形はできませんでした。
そのため、パスで作ったレンガのオブジェクトをシアーツール等で屋根に合わせて変形し、並べました。

風景画作成7

 

背景も描写し、完成です!!

完成画像

まとめ

遠近グリッドツールを使えば、奥行きのあるデザインを作成しやすくなります。
今回はIllustratorで風景画を作成しましたが、たくさんの窓や木の枠をコピーしながら作成できて便利でした。
文字に適用すればインパクトのあるロゴ作成にも活用できますよ。
ぜひお試しください。

 

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Illustratorってとっつきにくいなあと思っていたのですが、便利な機能を知っていくうちに楽しくなってきました。 「illustratorって楽しいな」と感じるきっかけになることができれば嬉しいです。

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