creatersnest3

【Photoshopの腕を上げよう!】選択範囲を使いこなすためのテクニック12個


Photoshopでの画像加工の中でも「選択範囲」に関するテクニックは
使用頻度も高く、レイヤーやペイントなど他の多くの操作の元となる
重要なテクニックといえます。
この「選択範囲」を使いこなしてスキルアップを目指しましょう。

1.選択範囲を作成する基本ツール

選択範囲の作成は主に「ツールボックス」の選択ツールを使用します。
ツールボックスで各選択ツールを選択して作成します。

・長方形選択ツール/楕円形選択ツール
手書きではなくシェイプのように正確な長方形や楕円形で選択範囲を
作成するツールです。

・クイック選択ツール/自動選択ツール
ドラッグ、またはクリックした地点と近い色が選択範囲として選択されます。
選択したい範囲と周囲の色の差が大きい方が正確に選択できます。

・なげなわツール/多角形選択ツール/マグネット選択ツール
手書きに近い感覚で複雑な選択範囲を作成できます。
なげなわはフリーハンドの線で囲んだ範囲、多角形選択ツールはクリック
したポイントを繋いだ直線、マグネット選択ツールはマグネット(スナップ)
による範囲選択です。

選択範囲を作成する基本ツール

2.選択範囲に関する基本操作

選択範囲はベースとなる「選択範囲を作成する」「選択を解除する」操作
があり、選択範囲の対の範囲を選択する「反転」や解除後に同じ内容を
再度選択範囲にする「再選択」があります。
基本操作は使用頻度も高いのでショートカットキーも覚えておくと時短に
なります。

・すべてを選択
表示画面全体、またはアクティブレイヤー全体を選択範囲にします。
手順:[選択範囲]→[すべてを選択](Ctrl+A)

・選択を解除
指定した選択範囲を解除します。
手順:[選択範囲]→[選択を解除](Ctrl+D)または選択範囲の領域外を
クリック

・選択範囲を反転
選択している範囲と逆の範囲(選択していない範囲)を選択範囲にします。
手順:[選択範囲]→[選択範囲を反転](Shift+Ctrl+I)

・再選択
解除した選択範囲を再度選択範囲にします。ただし再選択で選択範囲に
出来るのは解除直前に選択していた範囲のみです。
手順:[選択範囲]→[再選択](Shift+Ctrl+D)

 

選択範囲に関する基本操作

3.ペンツール(パス)を使った選択範囲の作成

ペンツールでパスを作成し、パスを選択範囲として読み込みます。
直線はもちろん、ベジェ曲線で滑らかな曲線も構成できるため、ペンツール
での精細で複雑な境界線で選択範囲を作成することが出来ます。

手順:
1.ツールボックスの[ペンツール]を選択し、オプションバーのプルダウンは
「パス」を選択します。
2.選択範囲の境界線に沿ってアンカーポイントを作成し、オプションバーの
「選択…」(選択範囲を作成)ボタンを押すか、[ウィンドウ]から
パスパネルを表示して、[パスを選択範囲として読み込む]ボタンを押します。

ペンツール(パス)を使った選択範囲の作成

4.クイックマスクモードを使った選択範囲の作成

ツールボックスの選択系ツールやペンツールでパスを作成する場合、
選択範囲の作成は「選択する範囲を輪郭(境界)線で囲う」作業ですが、
クイックマスクモードの場合、ブラシでペイントする感覚で選択範囲を
作成できます。はっきりと輪郭線を引くことが難しい自然物を範囲に
したり、選択範囲のサイズ調整などに便利です。

手順:
1.ツールボックス下部の[クイックマスクモードで編集]ボタンを
クリックします。
初期設定では「マスク範囲に色を付ける」設定になっていますので、
「クイックマスクモードで編集」ボタンをダブルクリックし、
「選択範囲に色を付ける」に切り替えるとペイントした範囲=選択範囲
となります。
2.ツールボックスのブラシを選択し、選択範囲にしたい箇所を「黒」で
塗りつぶします。(黒でペイントした箇所は半透明の赤で表示)
範囲から取り消す場合は「白」で塗りつぶします。
3.[クイックマスクモードで編集]ボタンを再度クリックすると
「画像描画モードで編集」に切り替わり、黒でペイントした箇所が選択
範囲になります。

クイックマスクモードを使った選択範囲の作成

5.選択範囲を拡張/縮小

作成した選択範囲を縁取るように同じ幅で均一に拡張する、または
同じ幅で縮小します。

手順:
1.[選択範囲]→[選択範囲を変更]→[拡張]または[縮小]を選択します。
2.[選択範囲を拡張]または[選択範囲を縮小]ダイアログが起動したら、
サイズ変更する量を数値で入力し、[OK]をクリックします。

選択範囲を拡張/縮小

※なお、この拡張および縮小はピクセル値によって選択範囲のサイズを
拡げたり、縮めたりする方法です。
選択範囲を拡張して類似したカラー領域を含める場合は、[選択範囲]→
[選択範囲を拡張]で拡張します。

6.選択範囲の境界をぼかす

選択範囲のくっきりとした境界線をぼかして滑らかにします。
ぼかすことでエッジのシャープさや境界線付近の精細さは無くなりますが
輪郭線のはっきりとした境界ではなく、選択範囲と範囲外がソフトに
なじみます。効果は選択範囲を塗りつぶしたり、境界線を引いた場合に
よく分かります。

手順:
1.[選択範囲]→[選択範囲を変更]→[境界をぼかす]を選択します。
2.[境界をぼかす]ダイアログでぼかす量(ぼかしの半径)を任意の数値で
入力します。

選択範囲の境界をぼかす

7.選択範囲を変形

選択範囲を変形します。
自由変形モードとワープモードを切り替えることで、多様な変形が出来ます。

・自由変形モードによる変形
ピクセル値による縦横のサイズ変更、比率(パーセント)による拡大・縮小、
回転、ゆがみなどの変形を行うことが出来ます。
または画面上に表示されるバウンディングボックスのポインターやハンドルを
ドラッグすることで変形することが出来ます。
(ドラッグでの変形は垂直・水平・対角線方向のみ)

・ワープモードによる変形
バウンディングボックスをドラッグすることで変形をすることが出来る
「カスタム」のほか、ワープスタイルを選択して円弧、下弦、上弦など
15タイプの変形が出来ます。

手順:
1.[選択範囲]→[選択範囲を変形]を選択します。
2.選択時点では「自由変形モード」となっています。
3.
「自由変形モード」で変形する場合
オプションバーの変形したい内容(ピクセル値や角度など)に数値を入力するか
画面上のバウンディングボックスをドラッグして変形します。
「ワープモード」で変形する場合
オプションバーの[自由変形モードとワープモードの切り替え]ボタンをクリック
してモードを切り替えます。
バウンディングボックスをドラッグして変形するか、オプションバーのワープ
スタイルをプルダウンで選択して変形します。

選択範囲を変形
8.境界線を調整

選択範囲の境界線の精細化して、複雑な選択範囲や滑らかな選択範囲など境界線を
調整します。髪の毛や動物の毛などの微細な部分ややわらかくぼんやりとした部分
など正確な輪郭線を引くことが難しい選択範囲の作成で効果を発揮します。

手順:
1.任意の選択ツールで大まかな選択範囲を作成し、オプションバーで「境界線を調整」
をクリックするか、[選択範囲]→[境界線を調整]を選択します。
2.[境界線を調整]ダイアログでエッジの検出や境界線の調整を行います。

境界線を調整

9.選択範囲の保存/読み込み

選択範囲を保存し、必要に応じて再度選択範囲として読み込みます。
別作業のため選択範囲を解除した場合も、繰り返し選択範囲を読み込むことが
出来、便利です。

手順:
<保存>
1.[選択範囲]→[選択範囲を保存]を選択します。
2.[選択範囲を保存]ダイアログで保存します。

*ダイアログ起動時のまま[OK]をクリックした場合は選択範囲を作成した
ドキュメントの新規チャンネルとして保存されます。
(チャンネル名を入力せずに保存すると名前は「アルファチャンネル」になります)

選択範囲の保存<読み込み>
1.[選択範囲]→[選択範囲を読み込む]を選択します。
2.[選択範囲を読み込む]ダイアログが起動したら呼び出したい選択範囲を含む
チャンネルをプルダウンで選びます。
またはチャンネルパネルで選択範囲を保存しているチャンネルをアクティブにし、
「チャンネルを選択範囲として読み込む」ボタンをクリックします。

選択範囲の読み込み

10.色域を指定して選択範囲を作成

同じ色を一気に選択範囲にします。
点在している同じ色をすべて選択範囲にしたい場合などに効率的です。

手順:
1.[選択範囲]→[色域指定]を選択します。
2.[色域指定]ダイアログでスポイトツールの一番左を選択し、画像の選択範囲に
したい色をクリックします。
許容量でカラーの対象範囲を調整し、[OK]をクリックします。
(許容量が小さいとカラーの対象範囲が狭まり、大きいと対象範囲が広がります)

色域を指定して選択範囲を作成

11.選択範囲をコピーしたレイヤー

選択範囲をレイヤーとして複製します。
レイヤー化することで、元画像に影響を与えず加工を行うことができます。

手順:
任意の選択ツールで選択範囲を作成し、[レイヤー]→[新規]→[選択範囲を
コピーしたレイヤー]を選択します。(Ctrl+J)

選択範囲をコピーしたレイヤー

12.チャンネルを選択範囲として読み込む

カラーチャンネルを使って選択範囲を作成します。
コントラストのはっきりしているものを選択範囲として抽出できます。
コントラストさえはっきりしていればサイズや形状は問わず選択範囲に
出来るので、線画の抽出などにも有用です。

手順:
1.[チャンネル]パネルを表示します。
表示されるチャンネルの中から最もコントラストの強いチャンネルを
選択します。(白黒であればどのチャンネルでも構いません)
2.パネルの[チャンネルを選択範囲にして読み込む]ボタンをクリック
します。
3.パネルの[選択範囲をチャンネルとして保存]ボタンをクリックします。
4.[選択範囲]→[選択範囲を読み込む]を選択し、選択範囲を読み込みます。
保存されている選択範囲は白(に近い)部分が選択範囲となりますので、
黒(に近い)部分を選択範囲にする場合は選択範囲を反転をチェックして
から読み込みます。

チャンネルを選択範囲として読み込む

<応用>
読み込んだ選択範囲をコピーしたレイヤーを複製すれば、選択範囲部分
だけを抽出することが出来ます。
印刷物のスキャンデータやラスターデータから線を抽出して、合成に
便利な透過データにする際にも便利な方法です。

線画の抽出

まとめ

選択範囲を作成すること自体は基本的な作業ですが、今回ご紹介した
テクニックを用いることで、より速くきれいな選択範囲を作成し、他の
作業にも活かしやすくなります。
ぜひお役立て下さいね。

本サイトが運営するWebデザインのオンラインスクールが公開中!
以下のリンクからお申込みで、特別料金の70%OFF!

未経験からプロのWebデザイナーになる! 400レッスン以上の完全マスターコース
こちらのコースは全くの未経験の方が、プロのWebデザイナーとして働けるレベルになることを目的としたコースです。
・全422レッスン & 42時間! 通学スクール80万円相当の内容
・授業×チャレンジ課題で実践的なスキルが身につく!
・過去1100名以上のスクール卒業生を輩出した、 Webサービス運営企業・デザイナー輩出企業だからこそ作れるプログラム

Webやアプリの最新デザインツール Sketch3 |100レッスンの完全マスターコース
Sketch3未経験からプロレベルを目指す、充実したコースです。
Sketch3の単なる機能説明をするような、つまらないコースではなく、アイコン制作、ボタン作成、メインビジュアル制作、Webページの制作など、実際の制作をしながら実践力を身につけます。
1000名以上の卒業生がいる実績ある日本のWebデザインスクールが提供しています。


Next Article食べ物を美味しそうに加工するPhotoshopチュートリアル20選