「境界線を調整」

綺麗な選択範囲が作成できる「境界線を調整」の機能を使いこなすテクニックまとめ


選択範囲を作成して切り抜きなどを行う際、厄介なものといえば髪の毛や
動物の毛など細かいものやふわっとしたものという方が多いのではない
でしょうか。またピントの合っていない部分などぼんやりした部分も
くっきりとした境界線の選択範囲では不自然になってしまうことも。
このような場面で自然で綺麗な選択範囲を作ることが出来る
「境界線を調整」機能を使いこなすテクニックをご紹介します。

はじめに

「境界線を調整」の特徴を知ろう

境界線の調整は髪の毛や動物の毛、ファーやニットなどの服など輪郭線を
くっきりと辿ることが難しい、ふわふわと柔らかいものを選択範囲にする
際に大きな効果を発揮してくれる機能です。境界線を直線や曲線でくっきり
引きにくい箇所を自然に選択範囲にすることが出来ます。

「境界線を調整」ダイアログを起動する前のテクニック

画像に合わせた境界線の作成をしよう

「境界線を調整」機能を使用するためにはあらかじめ調整を行う
境界線のラインを引く必要があります。全身を毛に覆われた犬や猫の
ような動物を選択範囲にする場合は境界線全部がくっきりとした輪郭線
ではないのでフリーハンドの境界線を大まかに引いて構いませんが、
人物の場合は肌のように輪郭線を引ける部分と、髪のように大体の
輪郭線になる部分が混在しています。くっきりシャープに仕上げたい
箇所はそもそもの境界線をペンツールなどを用いて正確に作成します。

 

画像に合わせた境界線の作成

背景を複製してレイヤー化しよう

綺麗な選択範囲を作成する理由は、背景から切り抜いたり、その後
加工や合成を行うためかと思います。加工や合成を行う際にレイヤーが
便利なこともありますし、合成を行う場合の背景画像や色で確認を
行いながら調整を行うことも出来ます。
例えば切り抜き後、背景色をパターンにしたい場合、背景を複製して
作成したレイヤーの下に合成したい背景パターンのレイヤーを置いて
おけばダイアログで調整をする際に実際の合成内容で確認が出来ます。

 

背景を複製してレイヤー化

[境界線を調整]ダイアログでのテクニック

表示モードを使い分けよう

[境界線を調整]ダイアログが起動したら、表示モードを選択しましょう。
元々の選択範囲を把握したい場合、「オーバーレイ」や「白黒」が
便利です。作業を行う際は背景から白抜きにしたい場合は「白」、白っぽい
選択範囲を作成したい場合は視認しやすい「黒」など境界線を調整後、
行う予定の作業内容や選択範囲の内容(色)に合わせて表示を選ぶと作業
しやすいです。
作業を行っているレイヤーの下に合成予定の画像や塗りつぶしレイヤーを
置いておけば「レイヤー上」を選ぶと合成したい画面の上で調整を行う
ことが出来ます。

 

表示モードを使い分けよう

[半径調整ツール]のサイズを調節しよう

半径調整ツールはエッジの検出を調整したい箇所だけ手動で行えるため
自分の行いたい箇所を適宜サイズを調節して行えます。一枚の画像の中
でも調整を行いたい度合いが混在する場合も多いので、ブラシサイズを
調節してその箇所に合わせましょう。
ブラシサイズはオプションバーの[直径]の数値を変え、調節できます。

 

[半径調整ツール]のサイズを調節しよう

[調整消去ツール]で修正や微調整をしよう

半径調整ツールである程度境界線を抽出して、少しぼんやりさせすぎた
部分や不必要な部分を検出してしまった箇所などやり直しや微調整を
行いましょう。消しゴムのような要領で調整を消すことが出来ます。
ダイアログの「半径調整ツール」ボタンを右クリックし、切り替える
ことができます。「半径調整ツール」と細かく調整を繰り返すことで
より繊細な境界線にすることが出来ます。
最初は大胆に調整を行い、微調整を行いやすいです。

 

[調整消去ツール]で修正や微調整をしよう

[エッジをシフト]で選択範囲を縮小・拡大

数値を小さくすることで選択範囲を縮小、大きくすることで拡大すること
が出来ます。境界線付近は背景色が透過したり写りこんでいることが多い
ため縮小をすることでその部分を削り、拡大することで背景ににじみ、
馴染ませます。どちらの方が自然に見えるかは選択範囲内の色や背景色に
よって違うため、作成した選択範囲の用途で判断して下さい。

 

エッジをシフト

[不要なカラーを除去]しよう

「エッジをシフト」で選択範囲を縮小、または拡大して選択範囲を背景と
馴染ませる場合に選択範囲内に透過している元々の背景色を除去して くれる機能です。
[量]で数値を調整して度合いを調整できます。
(ただし、この機能を使うと出力先で「選択範囲」と「レイヤーマスク」
を選ぶことが出来なくなります。)

 

 

不要なカラーを除去

[新規レイヤー(レイヤーマスクあり)]で出力しよう

出力先を[新規レイヤー(レイヤーマスクあり)]にしておくと、出力後の
仕上げや再調整が簡単です。出力先のプルダウンで選択して[OK]をクリック
すれば新規レイヤーが作成され、作成した選択範囲はレイヤーマスクとして
出力されます。

 

[新規レイヤー(レイヤーマスクあり)]で出力

 

綺麗に仕上げ、合成や加工に活かすテクニック

[レイヤーマスク]の調整をしよう

レイヤーマスクとして選択範囲が出力されたらレイヤーマスクの属性
パネルで選択範囲を調整できます。境界線と背景をなじませたい
場合は[ぼかし]を加えてみるとより自然になります。
ただし、度が過ぎるとせっかくの調整内容がにじんだり、シャープに
残した線もぼけてしまうのでごくわずか(図例の場合1px)にぼかせば
十分です。

 

[レイヤーマスク]の調整をしよう

[不要なカラーを除去]は覆い焼きツールや焼き込みツールで補おう

「不要なカラーを除去」して出力を行っても、完全ではなかったり、
自動で行ったものに加えて発色を良くし、より自然に見せることも
できます。出力されたレイヤーサムネイル(元画像のサムネイル)を
アクティブにし、選択範囲内を明るく発色させたい箇所は覆い焼き
ツールで、トーンダウンしたり暗い色を濃くしたい箇所は焼き込み
ツールでドラッグします。
またレイヤーマスクをアクティブにして焼き込みツールで境界線を
ドラッグすれば、境界線をくっきりと、覆い焼きツールでドラッグ
すればぼんやりとさせることができます。

 

覆い焼きツールや焼き込みツールで補正

[マスクの境界線]を調整すれば何度でも再調整できる

一度出力した後、また発色などの調整を行った後でも、繰り返し
境界線の調整を行うことが出来ます。レイヤーマスクの属性パネル
にある調整項目の[マスクの境界線]をクリックすると、レイヤー
マスクを調整する[マスクを調整]ダイアログが起動し、[境界線を調整] と同様の調整を行うことが出来ます。

何度でも再調整できる

まとめ

いかがでしたか?
綺麗な選択範囲の作成は、画像の合成や加工の完成度を高めてくれる
大事な作業ですので、この「境界線を調整」機能を使いこなして
活かしていきたいですね。

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